2018年 11月 01日 ( 1 )

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おかげさまでmeLL flowers メルフラワーズは、2018年11月1日で10周年となりました。
2008年から10年。
とにもかくにも10年。
地を這うように低く飛んでいるようでもあり、身軽にふわふわしているようでもあり、独りで商売をしているということは、常に不安と隣り合わせで、けれども自分の立っているところが常に自分の居場所のような感覚、自分にはとても合っているのかなとも感じます。
最初から目指したわけではないのですが、この場所は立地的にご来店のお客様がとても少ない場所で、結果的に「電話やネット等でのご注文・配達」が9割以上で、「ご来店」での売上は1割以下だと思います。
そんなわけで、制作等の作業中はラジオ(最近はTBSさん)やYou Tubeの音だけで楽しめる朗読や落語なんかを聞いているのです(独りでやってると、一日誰とも話さず終わることもあるので、人の話し声が落ち着くのかもしれません)。
で、昨日You Tubeで聞いた朗読、中島 久枝さんの小説「日之出が走る 浜風屋菓子話」の中で、「菓子」について以下のようなことを言っていました(聞き書きですので、漢字等の間違いがあると思います。特に人名)。その中の「菓子」を「花」に、「菓子屋」を「花屋」にすると、同じようなものだなあと思いました。
(「秋風一夜百千年(しゅうふういちやひゃくせんねん)」の掛け軸を見て)「素直に解せば恋の言葉だ。「あなたと過ごす一夜は、百年、千年の価値がある」。だがいつか仁兵衛は言っておったぞ。子供が生まれたり、大きな役職についたりと、誰にも忘れられない特別な一日があるものだ。その一日を彩る菓子屋でありたい。菓子の味が、幸せを二倍に、悲しみを半分にすることが出来たら嬉しい。そんな菓子を作りたい。そんな菓子屋になりたい。この掛軸の言葉は、あの男の願いそのものだな」。

感謝を込めて「皆さんありがとうございます」。